秋篠宮ご夫妻と長男悠仁さまが、滋賀県の「攀桂堂(はんけいどう)」を訪れ、筆作りを見学さてらことが報道されていましたね。
この攀桂堂(はんけいどう)で制作される「雲平筆」は皇族の皆様も愛用されているとかで、どのような品なのか気になります。我々庶民もてにいれることができるのでしょうか。
攀桂堂(はんけいどう)
およそ400年前(元和年間)に、初代藤野雲平が京都で筆制作を始めたのが由来です。
屋号の「攀桂堂(はんけいどう)」は、江戸時代の正徳年間(1710年代ごろ)にこの屋号を名乗り始めました。
元々は京都で代々筆の制作を行っていたそうですが、関東大震災の後に現在の滋賀県の安曇川町に移り住んで出来ました。途中東京にも店を構えていた時期あったそうです。
攀桂堂(はんけいどう)の住所等の情報は以下のとおり。
〒520-1224
滋賀県高島市安曇川町上小川90-6
電話 0740-32-0236
FAX0740-32-1921
営業時間 8:30~18:00
定休日 日曜
最寄りの駅はJR湖西線 安曇川駅です。
雲平筆について
雲平筆は、芯毛を上質の和紙で巻固め、その上に上毛をかけ麻毛で締める手法で制作される筆です、俗にいう巻筆です。
その腰が強い特徴の雲平筆は、力強い毛筆で多くの書道家に人気を得ています。
昭和41年に滋賀県無形文化財の認定を受ける。
昭和49年には労働大臣賞を受賞しています。
そして、昭和54年には、宮内庁の依頼で奈良正倉院に「天平勝宝四年大仏開眼供養」用の筆を納めています。
昭和50年に昭和天皇皇后両陛下、平成7年に皇太子雅子両殿下に技術の台覧を賜っています。
攀桂堂の雲平筆の販売は?どこで買えるの?
皇族の方々がご愛用していて、栄誉ある賞も数々受賞している「雲平筆」、我々も手にしてみたいですよね。
どこで販売しているのでしょうか
当然「雲平筆」は、滋賀県の攀桂堂(はんけいどう)に直接行けば、買うことが出来ます。また、攀桂堂のホームページでは通信販売も行っているので、移動等が困難なかたは利用してみるのもいいかもしれません。
また、東京の平安堂では「攀桂堂の雲平筆」の一部の販売を行っています。
株式会社 平安堂
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-3-25
TEL: 03-3262-3621
靖国神社の近くで、最寄りの駅は東京メトロの九段下ですかね。
気になる値段は、まさにピンキリですが2700円(税込み)から購入することができます。
あと気になるのが、攀桂堂では「胎毛筆」の制作も承っています。
赤ちゃんの髪の毛を大人の人差し指程度の量を5cmカットして郵送でも来れば、制作してくれます。お値段は7,500円。一生の記念品ですのでご検討してみてはいかがでしょう。