夏の甲子園・高校野球2019「2つの変更点」去年までとの違いは?何が変わったの?

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令和初となる夏の甲子園、高校野球2019が始まります。楽しみにしているファンが多いと思いますが、より高校野球を楽しみために、去年までとの違いについてしっかりと理解しておきましょう。

 

夏の甲子園・高校野球2019の変更点「休養日」

毎年物議を呼ぶ大会の過密スケジュール。未来ある高校生をこの大会のために酷使するのはいかがなものかと。今年の夏の高校野球の地方予選でも大船渡に代表されるように、投手の連投は議論を呼びます。

そのような世論を踏まえて、2019年の甲子園は休養日が二日に増えました。ちなみに去年までは1日でした。連日行われる試合の中に1日づつ2回の休養日(甲子園で試合の行われない日)を設けます。
その休養日に充てられる日は、「準々決勝の次の日」と「準決勝の次の日に1日」です。これでかなりのチームが1回戦からの全試合の間に休みの日ができます。

ただし今回の変更点でもまだ完璧ではありません。1つは、一部のチームは3回戦と次の準々決勝は休みなく連日になります。
具体的に2019年の夏の高校野球の日程を元にお話しします。

 大会1日目~5日目:第一回戦
 大会6日目~9日目:第二回戦
 大会10日目~11日目:第三回戦
 大会12日目:準々決勝戦 ←連続になるチームあり!
  <休養日>
 大会13日目:準決勝戦
  <休養日>
 大会14日目:決勝戦

大会11日目の準決勝に勝ったチームは、翌日の準々決勝戦も戦わなくてはいけません。この日に当たるチームはちょっと大変ですよね。

 

2つ目は、雨天などにより試合は行われなかった時は、休養日を使って大会日程を8月21日までに終わるようにします。
最悪、試合が中止が多くなると休養日無しで大会は進められてしまいます。こうなると選手にとっては苦行ですよね。

 

夏の甲子園・高校野球2019の変更点「試合開始時刻」

夏の甲子園は、一日最大4試合を行うのですが、一部3試合、2試合の日もあります。

一日3試合の日の開始時刻が午前8時半に変更になりました。去年までは、午前9時半です。同じように準決勝の日は2試合なのですが午前10時開始を9時開始に前倒ししています。
これは、少しでも気温の上がらない朝の早い時間に試合を行うことを目指しての変更点です。この変更点の恩恵を受けられるチームは少ないですが、それでもうれしい改善点ですよね。

 

昨今の日本の夏の暑さ、選手への健康に関する意識に変化を踏まえて、このような改善はとても喜ばしいことです。

でも「選手第一」ということを考えれば、もっと抜本的変更もあるのではないでしょうか。今後もどんどん改善されることを期待します。

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