夏の高校野球・甲子園に出場している千葉県の習志野高校の応援が凄いです!
テレビ中継だけでも分かる吹奏楽部の音圧の凄さとリアの美しさ、そして応援歌もいいですよね。
そんな習志野高校の応援について「美爆音」と言われることがあります。この美爆音について掘り下げてみたいと思います。
美爆音とは習志野高校の応援スタイルのこと
美爆音は「びばくおん」と読みます。
美爆音という言葉は、主に習志野高校野球部の応援スタイルを良い意味で形容する言葉です。
美爆音の対象としているのは、吹奏楽部がメインではありますが、応援団、チア、一般の応援すべてを含む応援い対して使われる言葉だと思っています。一度見て感じてみればわかるのですが、一瞬にしてその習志野高校の応援に引き込まれてしまいます。
美爆音と、聞きなれないかつ背反するような意味であるこの言葉の名づけ親は、習志野高校吹奏楽部の前顧問である瀧山智宏教諭です。(瀧山智宏教諭は現在は船橋芝山高校に努めています)
音楽・演奏の美しさを守りながら、野球応援という特殊な環境を踏まえ選手たちを鼓舞するような爆音を意識する。習志野高校の応援(吹奏楽部)は、これをポリシーに高校野球の応援をしています。
美の部分について、習志野高校吹奏楽部は一級品です。
吹奏楽部は昭和56年から平成30年までの間、全国大会に30回以降出場)し、数々の金賞や銀賞を受賞してきた全国トップレベルの吹奏楽部です。ただ音がでかい(爆音)なだけなら、いくらでも真似できるのかもしれませんが、この美しさは、そう真似ができるものではありません。
美爆音という言葉自体は、ずっと昔から習志野高校界隈では使われていた言葉ではありますが、2019年春の高校野球で千葉県代表として久しぶりに習志野高校が甲子園に登場したことで、美爆音という言葉は全国区になりました。それくらい習志野高校の応援はインパクトが凄いということですよね。
余談ですが、習志野高校の応援といえば「レッツゴー習志野」を語らずにはいられません。この応援歌は1975年に作曲されたオリジナル曲で、当時の高校野球の応援歌は既成の曲や大学やプロの曲を真似してやっていましたが、習志野高校は、自分の学校の応援歌をいち早く取り入れています。この曲は、現在でも習志野高校・美爆音を代表する曲であり、学生たちも大切にしている曲です。
習志野高校のチアの秘密!?
習志野高校応援・美爆音のもう一つに見どころである「チア」。ボンボンやタンバリンなとを巧みに使いこなし、キレイにそろった振付は、習志野高校応援に花を添えています。このチアの凄いところは、うまいのはもちろんなのですがその体力です。攻撃回の間は休みなくハイテンポで美しい踊りを見せ続けてくれます。後半になっても誰一人リズムの崩れないこの体力は脱帽です。
ここで習志野高校応援団・チアの動画を一つ。チアの凄さがよくわかる動画です。私はこれを見たとき、彼女たちの凄さに鳥肌が立ちました。(侍ジャパンの壮行試合に習志野高校が応援団として招待されたときの動画です)
そして、習志野高校チアには、とても大きな秘密があります。
このチア、実はバトン部なんです。チア部ではありません。実は野球部の応援でも1つだけバトンを使った応援があります。それは習志野高校校歌を歌う時です。試合内でそれが見れるのは初回の攻撃の最初だけです。
この度気を付けて見てみてください。