「アメリカン・スナイパー」映画のあらすじ・感想について
クリントイーストウッド監督の映画「アメリカンスナイパー」が、ついに日本でも公開される。
伝説のスナイパーの生涯と苦悩を表現した本作についての「あらすじ」「感想」などを書きます。
映画「アメリカンスナイパー」の作品概要
このアメリカンスナイパーは
「第87回アカデミー賞」で作品賞、主演男優賞など6部門にノミネートされました。
あの「アバター」を上回る全米初登場No1を獲得した。
ニューヨークタイムズ紙のベストセラー1位が13週連続。
など、先に公開されたアメリカでが大フィーバーを起こしています。
監督は、巨匠クリント・イーストウッド。
クリント・イーストウッド監督の戦争映画といえば…
「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」
「父親たちの星条旗」
「硫黄島からの手紙」
があり、どの映画も好評価を得ています。
今回の「アメリカンスナイパー」も期待できますね。
映画の元ネタは
実在の人物「クリス・カイル」さんの自伝をもとにしています。
クリス・カイルさんは、アメリカで
「伝説のスナイパー」と言われた人物です。
スナイパーとしての苦悩、英雄であるが故の葛藤が
「アメリカンスナイパー」では描かれています。
もう一つのアカデミー賞の話題の映画
主演は、ブラッドリー・クーパー。
彼は、
「世界にひとつのプレイブック」
「アメリカン・ハッスル」
で二度のオスカーにノミネートされている名優です。
映画「アメリカンスナイパー」のあらすじ
主人公は
アメリカ軍市場最強の狙撃主(スナイパー)と謳われた「クリス・カイル」の話。
米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの隊員であるクリス・カイルは、イラク戦争に出兵します。
彼は「レジェンド」と賞されるスナイパーで
その狙撃の腕前で、多くの相手を射殺し、多くの仲間を助けてきました。
ただし、自分の力では、助けられなかった兵士もいます。
戦地から戻っても、そのことが頭から離れません。
結婚し、娘が生まれますが
平穏で幸せな生活のなかでも、戦場での出来事・救えなかった仲間のことが頭から離れません。
そんなことを繰り返しながら、クリスカイルは4度戦場に繰り出しました。
伝説のスナイパーとなった彼ですが
精神的な苦悩から抜け出すために、医者の勧めもあり
入院している兵士を助けたり、
帰還兵と過ごすなどして
精神的な安定・平穏な心を取り戻していきます。
しかし、最後は…。
映画「アメリカンスナイパー」の感想
この映画は、スナイパーが主人公です。
派手なアクション・火薬での戦闘ではなく
ジッと身を潜め、物陰から、一発で敵を射殺する。
民間人は撃ってはいけない。
味方を守らなくていけない。
民間人のふりをしてて、実は敵だった!
こんなことが普通に起こる状況で、
スコープ越しに敵か否かのギリギリの判断をする緊張感がよく伝わる映画になっています。
スコープ越しの戦場の絵と自分の回想シーンがシンクロしながらの映像で
スナイパーとしての苦しさがヒシヒシと伝わります。
そのストレスと責任重大な任務から、精神的に後遺症を持ってしまう彼の人生も考えさせられます。
過酷な戦場と平和な母国・家庭の対比は、
戦争・軍隊と縁遠い我々でも
考えさせられる映画だと思います。
母国での衝撃のラストは、
この映画で一番訴えたいことを表現しているのかもしれません。
映画「アメリカン・スナイパー」は
2月21日より全国公開です。