ワールドカップ 審判が使う白いスプレーはなに?

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サッカーワールドカップ(2014年ブラジル大会)

の開幕戦「ブラジルvsクロアチア」で

主審を日本人である西村雄一さんが勤めたことは

国内のニュースでも話題となった。

その西村雄一がもう一つの偉業を行ったことに

気がついているだろうか。

それは

白いスプレーをワールドカップでを使った審判であることである。

白いスプレーの正体は?

そのスプレーの名前は

バニシング・スプレー」というものである。

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主な使い道は

フリーキックをける際に守備側の選手は

ボールから一定距離離れなくてはいけない。

しかし、守備側としては少しでもボールに近いほうが

蹴られたボールをブロックできる可能性があがる。

つまり、ジワジワばれないように前に出てくる。

審判は、それを注意し後ろに下がらせる。

これはシュートを狙いえる距離のフリオーキックのとき

よく見る光景ですね。

このイタチごっこの解決してくれるのが

謎の白いスプレー「バニシング・スプレー」です。

地面にスプレーで白い線を引き

守備側の抑止線を明確にする。

これならだれが見ても近づきすぎているか一目瞭然ですね。

このスプレーの凄いとこは、一分程度で消えてしまうこと。

一時的に描かれた線は、いつも間にか消えてしまい

以降のプレーに影響を与えることはほぼほぼありません。

白いスプレーはワールドカップが初めて?

いえいえ。日本ではなじみのない「バニシング・スプレー」ですが

ワールドカップが初めて使われたものではありません。

日本、欧米では使われていませんでしたが、

南米ではごく一般的に使われていました。

このバニシング・スプレーを発明したのは

このスプレーを発明した人は、

パブロ・シルバー(アルゼンチン)だそうです。

2011年のコパ・アメリカ大会で初めて採用され、

その後、

  • 国際サッカー連盟(FIFA)20歳以下(U-20)W杯
  • 同クラブW杯
  • 米国プロサッカーリーグ(MLS)
  • Kリーグ(韓国)

などでも使われていました。

南米ブラジルでも一般的なもので

この間の「ブラジルークロアチア戦」で使われましたが、

ワールドカップ主催国のブラジルにしてみれば

見慣れた光景だったわけです。

ワールドカップでは毎回

話題となりヒット商品を生み出してきていますが

ブラジルワールドカップの最大のヒット商品は、

この魔法の白いスプレー「バニシングスプレー」かもしれませんね。

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