2017年9月9日公開の映画「三度目の殺人」。
福山雅治、役所広司、広瀬すずなど豪華キャストも話題ですが、映画はやっぱり内容が命ですよね。
という訳でも今年一番の話題作「三度目の殺人」について、ネタバレを恐れずあらずしなどを紹介したいと思います。
映画「三度目の殺人」とは
監督:是枝裕和
脚本:是枝裕和
キャスト:
福山雅治、役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介など。
福山雅治さんと是枝裕和さんのコンビと言えば、「そして父となる」が思い出されますよね。当作品では、カンヌ映画祭に参加したのは記憶に新しいです。
今回は「三度目の殺人」でベネチア映画祭への参加を強く意識しているようです。
福山・是枝コンビでのベネチア映画祭は初ですが、是枝だけでいえば初めてでありません。是枝監督の監督デビュー作品「幻の光」で、1995年に受賞をしています。もう22年前ですけどね。
福山雅治:弁護士の「重盛」役。勝ちにこだわる弁護士で「弁護に必ずしも真実はいらない」の考えを持つ。
役所広司:殺人犯の「三隅」役。30年前に殺人を犯した前科があり、今回は勤めていた工場の社長を殺害した罪で捕まっている。
広瀬すす:被害者の娘「咲江」役:殺害された工場社長の娘。
映画「三度目の殺人」のあらずし(ネタバレなし)
福山雅治が演じる弁護士重盛は、殺人事件の犯人の弁護を担当することとなった。
その事件に内容は、30年前にも殺人の前科のある役所広司演じる三隅が勤めていた工場の社長を殺害し、その上その死体に火をつけて燃やしたという残虐な事件。
三隅自身も犯行を自供していて、死刑は確実。重盛は、これを無期懲役にするための弁護を試みる。
しかし、裁判に向けて調査を進めていく中で、重盛は違和感のようなものを感じ取る。三隅の供述が曖昧で、会うたびに内容が変わる…。殺人の動機さえも安定しない。とても私欲にまみれた犯行と思えなくなってきた。
この事件の真実に興味を持つようになった重盛は、調査をすすめ、三隅と被害者の無s目である咲江(広瀬すず)との接点を見つけ、ついにある重大な秘密にたどり着く。
殺人の動機は?
そもそも犯人はだれなのか?
そして重盛は、驚愕の真実にたどり着く・・・。
「三度目の殺人」の評判・感想(ネタバレ注意)
- 「ちゃんとした映画」を観た満足感が残った!大事なこと!
- 福山雅治と殺人犯役の役所広司の緊迫感あふれる心理戦。陰ある少女役の広瀬すずの好演。そして出演者の瞳に光を当てたりして各キャラの心情の揺れを表現した是枝裕和監督の演出に拍手喝采
- 殺人犯・役所広司と理知的な弁護士・福山雅治の接見室での駆け引きは日本映画屈指。単なる犯人捜しでない、真実とは何かを巡るサスペンス
- 濃い陰影、生々しいクローズアップ、恐ろしい密度の芝居。その緊迫感に釘付けになる。
今後もウォッチしていきますが、重厚な内容と役者の迫真の演技がかなり高評価ですね。この映画は、いい意味で、ちゃんと腰を据えて見に行ったほうがいいかもしれませんね。