台風には、日本で昔から呼ばれている「台風○○号」のほかに、発生順に名前が付けられます。今回「セーパット」と命名された台風の名前の意味、由来についてまとめます。
セーパットは淡水魚の名前
セーパット(Sepat)は、マレーシア語です。言葉の意味は「淡水魚の名前」です。そもそもなぜマレーシア語がつかわれているのかというと、この命名は台風委員会に加盟している14か国がそれぞれ持ち寄った名前を順番に使っています。たまたま今回はマレーシア語だったわけです。
では、セーパットとはどんな魚なのか調べてみたのですが…、セーパットではなかなか見つからない!!
で「Sepat」のスペルを頼りに調べたらいました!!
「Sepat rawa」「Sepat iju」「Sepat mutiara」などなど。
これを日本の呼び名に直すと
・スリースポットグラミー
・ゴールドグラミー
・パールグラミー
となります。
つまり「セーパット(Sepat)」=「グラミー」です。
グラミーは、スズキの魚です。主にアジア、インド、マレー半島、東南アジアに分布する淡水魚です。
セーパット(グラミー)には色々な種類があり一例はこんな感じ。
綺麗な色ですね。青系と黄色系、他にもドット柄のグラミーや、青と赤の縞々グラミーなどもいます。
他のマレーシア語が由来の台風の名前は?意味は?
マレーシア語が使われている台風の名前はほかにもいろいろあります。
Cempaka・チャンパカ 意味は「ハーブの名前」
Jelawat・ジェラワット 意味は「淡水魚の名前」
Merbok・マールボック 意味は「鳥の名前」
Mawar・マーワー 意味は「ばら」
Nuri・ヌーリ 意味は「オウム」
Nangka・ナンカー 意味は「果物の名前」
Nyatoh・ニヤトー 意味は「木の名前」
Rumbia・ルンビア 意味は「サゴヤシ」
Tapah・ターファー 意味は「なまず」
これらの台風委員会が命名する台風名については、全部で140個あります。大夫が発生した順にこの140個を順番に振っていきます。140個命名し終わったら一番最初に戻ります。
つまり今回のセーパット(Sepat)も今後、数年後に再度使われます。