映画『紙の月』あらすじと感想

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映画『紙の月』のあらすじ感想について・ネタバレ注意!

話題の映画『紙の月』のあらすじを

分かりやすく紹介します。

衝撃の結末を迎える『紙の月』の

感想についても書きます。

(ネタバレ注意!)

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映画『紙の月』の概要

映画『紙の月』は11月15日(土)に公開される
宮沢りえ主演の映画です。

原作は、直木賞作家の角田光代さんの長編小説「紙の月」

角田光代さんと言えば

2011年に映画化された「八日目の蝉」に代表されるような
女性を中心に信頼と人気を誇る作家です。

今回の『紙の月』も
第25回柴田練三郎賞を受賞し
ベストセラー小説となっています。

監督は吉田大八さん。

代表作は
日本アカデミー賞を受賞した「霧島、部活やめるってよ」
今、最も注目を集めている監督の一人です。

ちなみに「紙の月」は
原田知世さん主演でNHKドラマ化されています。

こちらのドラマは、原作を忠実に再現したストーリーで
派手さはないが良作として評価されています。

映画『紙の月』のキャストは

梅沢梨花 役:宮沢りえ
わかば銀行の契約社員。恵まれた家庭で育ったが結婚生活に不満はないが充実を感じていない。

平林光太 役:池松壮亮。
梅沢梨花の顧客である平松孝三の孫。梅沢梨花とは恋人関係。

相川恵子 役:大島優子
わかば銀行の窓口係。

梅澤正文 役:田辺誠一
梅沢梨花の夫。

映画『紙の月』のあらすじ

映画『紙の月』のあらすじについてまとめます。
※多少ネタバレもありますので、ご注意を。

幼少時代から裕福な家庭で育った 梅澤梨花(宮沢りえ)は
結婚して平凡な生活をしていた。

子供は生まれず時間に余裕のあったため
派遣として銀行に勤めるようになった。

ただし、夫の梅澤正文(田辺誠一)は
妻が勤めにでて稼いでくることをよく思わず
ことあるごとに嫌味を言われ
夫婦の間には溝があった。

銀行で渉外担当だった梅澤梨花は
顧客の一人である老人の平林の孫「平林光太」と出会う。

平林光太は大学生であり
梅澤梨花とはひとまわり以上歳がはなれていたが
誠実でまっすぐな光太にひかれていき好意を持つようになる。

そして関係を持つようになった梨花は
年下の光太によく思われようと
高級化粧品や洋服を買うようになる。

ただし、
その高級化粧品を買おうと思ったが、
お金の持ち合わせがない。

その時偶然顧客から預かった現金に手をつけてしまう。
その時はちょっと借りて、
すぐに返すつもりだったので軽い気持ちだった。

この行為が梨花の人生を狂わせていくことになる。

壮亮との関係はより深いものになっていき、
スイートホテル、高級マンション、高級洋服にと感覚が狂い始める。
必要なお金は定期預金証書を偽造して、
顧客からお金を預かり、そのお金を着服していく。

証書の偽造を繰り返し、
いつしか梨花はどれくらい借りているのか
わからないような状況となってしまった。


そしてある時、
顧客から証書偽装した定期預金の途中解約をしたいと申し出があった。
もちろん顧客から預かったお金は使い込んでいるため
まとまったお金なんどない。

また、
同時期に他支店で不正が見つかり、
全店での書類一斉点検を行うこととなった。
そうなると梨花の不正も見つかってします。

梨花は逃亡を目論み夫とタイに海外旅行として渡航する。
仕事がある夫とは現地で別れ、
梨花は1か月ほど滞在する。ビザの期限もきれてします。

最後は、現地でパスポートの質問をされます。

梨花が最後に言った言葉
「私をここから連れ出してください」

原作は、ここで物語は終わっています。
その後、どうなったかについては触れられていません。

映画『紙の月』の感想

周りから見たら理想的な人生を送ってきていた梨花。
でも実は「夫婦関係」「世間と繋がっていたい思い」など
必ずしも満足しているもではなかった。
その心お隙間を埋めてくれた光太との関係をきっかけに
軽い気持ちから犯罪を犯してしまう。

一気に踏み外した人生を転がり落ちてしまう描写、
梨花の感情の変化は、引き込まれていき面白かった。

途中で過ちに気が付いた梨花の心の葛藤は興味深い。

映画『紙の月』では、
オリジナルキャラクターの相川恵子(大島優子)が登場します。
この原作のストーリーにどのように影響与えていくが、
とても楽しみです。

映画『紙の月」まとめ

  • 宮沢りえ主演の銀行員の贈賄をテーマにした映画
  • 些細な心の隙をきっかけに人生を転げ落ちていく
  • 原作にないキャラクターも出演し、展開・結末はどのように変化するか楽しみ

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