台風6号は発生しました。名前は「ナーリー(Nari)」です。ナーリーだと少しかっこいいですが、〇〇ナリ~だと嫌悪感を覚えます。そんな台風名「ナーリー(Nari)」のの意味、由来についてまとめます。
「ナーリー(Nari)」は韓国語で「ユリ(百合)」
ナーリー(Nari)は韓国語語です。この言葉の意味は、植物・花の「ユリ(百合)」のことを意味します。
きれいな名前ですね。韓国語でナーリーだったので、一気にイメージダウンしていたのですが、意味を調べて清らかな気持ちになりました。
ご存じのとおり、これらの台風名は日本を含む14か国が所属する「台風委員会」にて命名された台風名です。各国から提案された台風名140個を発生順に名称付与をしています。
今回のナーリー(Nari)は、順番的には39番名の名称です。
前回、ナーリー(Nari)の台風名が使われたのは、2013年の台風25号で、この時の台風ナーリー(Nari)は、日本列島の南方に発生し、そのまま西方面に進路を進めた為、日本においては大きな被害を受けることはありませんでした。
ちなみに、更にもう一つ前の台風ナーリー(Nari)は、2001年9月の台風16号でした。この時は沖縄付近で、停滞するような複雑な進路をたどり南西諸島付近に大きな被害をもたらしています。
2019年の台風6号ナーリー(Nari)は、日本列島・本土に向かってきそうな進路が予想されています。細心の注意が必要ですね。
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他の韓国語が由来の台風名は?意味も
台風委員会に登録されている台風名で、韓国から提案されている台風名は。今回のナーリー(Nari)を含めて10個あります。
ケーミー(Gaemi)…意味は「アリ・蟻」
チェービー(Jebi)…意味は「ツバメ・燕」
ナーリー(Nari)…意味は「ユリ・百合」
ノグリー(Neoguri)…意味は「タヌキ」
チャンミー(Jangmi)…意味は「バラ・薔薇」
コーニー(Goni)…意味は「ハクチョウ・白鳥」
ミリネ(Mirinae)…意味は「天の川」
メーギー(Megi)…意味は「ナマズ」
ノルー(Noru)…意味は「ノロジカ・鹿」
トクスリ(Doksuri)…意味は「ワシ・鷲」
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台風委員会の所属する各国から提案される台風名って各国の色が出ていますよね。韓国から提案されている名前は名詞、それも植物・生物がほとんどです。唯一違うのは、ミリネ(天の川)くらいです。
そして意外だったのは、韓国語をカタカナにすると意外と台風名にハマるってこと。韓国語由来の台風名ってことを言わなければ、すごくしっくりくる名前だと思います。(個人的感想が、かなり含まれています)
何はともあれ、今回の台風で大きな被害にならない事を祈りたいと思います。
台風のたまごから台風に代わる条件って知ってますか?
今回の台風6号は、日本列島に接近する直前はで台風として扱われていませんでした。報道的には「台風のたまごが接近してきていて、週末には台風として日本列島を襲う可能性がある」みたいな感じで伝えられています。
台風を台風と定義する条件というのがあって、それを満たしていないものは、ほぼ台風でも台風として扱わないわけです。
その台風の定義は「平均最大風速」です。
平均最大風速が17.2m/s以上になると台風として扱います。もう一つ台風を表現するの情報「気圧」がありますが、台風の定義においては気圧の高さ(低さ)は基準とされていません。